前回のブログで、ある遺伝子のコピーを余分に持たせると
老化を食い止めることが実験で証明できたということを述べました。
うそぉ~、て思いますよね。
その遺伝子とは「サーチュイン遺伝子」です。
サーチュインは細胞の修復や代謝をサポートし、
若々しさを保つ働きを持つことで知られています。
今回は、サーチュイン遺伝子の役割や老化との関係、
さらにその働きを活性化する物質「レスベラトロール」について紹介しますよぉ。
レスベラトロールについては次回書きます。
サーチュイン遺伝子とは?
サーチュイン遺伝子は、細胞内で様々なトラブルに対処する
「自衛隊」のような存在なんですね。そこから作られるタンパク質には
次のような働きがあります。
・生殖能力の制御
・DNA損傷の修復
・ブドウ糖の代謝調整
まさに「災害派遣部隊」ですねぇ。
老化とサーチュインの関係
年齢を重ねると細胞内では様々な不具合が起こります。
・DNA損傷の蓄積
・正常なタンパク質の機能低下など
このようなトラブルを抑えるために、サーチュイン由来のタンパク質は重要ですな。
もし年齢とともにサーチュインの働きを高めることができれば
若々しさを維持できるのではないかと思いますよね。
サーチュインを活性化する物質「レスベラトロール」
実は、このサーチュインを活性化させる物質がすでに知られています。
その代表が レスベラトロール です。
聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
レスベラトロールは赤ワインやブドウの皮などに含まれるポリフェノールで、
健康長寿との関連で世界中から注目を集めています。
まとめ
・サーチュイン遺伝子は老化を食い止めるカギを握る
・DNA修復や代謝調整など多様な働きを持つ
・活性化物質としてレスベラトロールが注目されている
どの程度このレスベラトロールが人にとって
アンチエイジングに効果があるのか、次回
記載したいと思います。
今日もここまで読んでくれて
有難うね
参考図書
LIFESPAN
David A Sinclair

