NADに期待される効果とは？

さて、本日は「NADに期待される効果」について
書いていきたいと思います

NADとは？

前回の記事でNAD（ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド）とは

・アルコール発酵を促進する物質として20世紀初頭に発見された
・ビタミンB３（ナイアシン）から生成され、年齢と共に低下する
（酵母を使った実験では、そこまで低下していないデータもあるそうです・・）

と説明致しました。ではＮＡＤを人に投与した場合
どんなことが期待されるのか
まだまだ具体的なメカニズムが証明出来ていないとはいえ、

・ＮＡＤには生殖能力を回復する能力があるかもしれない

とのことです

おや？それは高齢出産を後押しできるんでしょうかね？

この話は参考図書に出てくる留学生の母親が
ＮＭＮ（ＮＡＤの前駆体）のサプリを摂取したところ閉経後であったにも
かかわらず、生理が復活したそうな。

いやいや、たった一人のデータでしかないじゃないか
偶然じゃないの？それか、偶然魅力的な
異性に出会って恋でもしちゃってたんじゃないの？
て、私は思ってしまいましたが、どうやら
同じような経験をした女性が他にもいらっしゃると。。

ただし、人の場合、薬でもそうですがプラセボ（偽薬）効果の
可能性も考慮しないといけません。

で、2018年に、老馬にＮＡＤを投与した実験が行われたんですが、
生殖能力が回復した事例が報告されたんですね。
馬にプラセボ効果は起きないですねぇ。

しかし、まだ詳細は分からず、調べなければならないことが
沢山あるのも事実だそうです。

しかし、もしＮＡＤが卵巣機能を若い状態に戻せる、
もしくは若い状態を維持できる効果があったら、
35歳以上で出産を望む女性には朗報です。
35歳以上の女性の卵細胞では染色体分裂の
異常が高頻度に起こります
（詳細は省きますが）

そうは言っても、経済的な事情から
30歳までに出産出来ない事情だって
ありますからね

すきで高齢出産したわけじゃないわよ！
という女性だって沢山いらっしゃると思います
そのような人たちのためにも
ＮＡＤの効果が期待で終わらず
確実に効果が有るものとなれば嬉しいですね

・NMNサプリによる閉経後の生理復活事例がある

・動物実験でも生殖能力回復の報告あり

・高齢出産を望む女性にとって注目すべき研究分野

今日もここまで読んでくれて
ありがとうね

参考図書
LIFE SPAN
David A Sinclair　著