ここからはハーマンポンツァー著 「運動しても痩せないのはなぜか」
という書籍の内容をベースに、記事を書いていきます。

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この本では、アフリカに住む先住民
「ハッザ族」の一日の消費エネルギーと
先進国の成人の一日の消費エネルギーを
比較しています。(実際はハッザ族以外の民族も
調査対象としてますが、ここでは省きます)

ハッザ族は、文明の利器を使用しません。
電気不使用、車不使用、スマホ、PCなんて
言語道断。

移動は全てです。狩猟採集民族なので、
毎日狩猟により食料を獲得しています。

ハッザ族と先進国の成人なんて
比較にならんだろう。
私は最初そう思いました。ハッザ族なんて一日
10000キロカロリーくらい平気で消費
してるんじゃあなかろうか。。

と思っていたらですね
一日の消費エネルギーは

先進国の成人=ハッザ族
(先進国:アメリカ、日本、ロシア、イギリス、オランダ)

だったのです。

エネルギー測定方法は二十標識水法という
手法を用いていますが、ここでは詳細を
省きます。

人には、ある一定の消費エネルギーを
超えると、それ以上運動しても
カロリーを消費しないようになっています。

例えば、ある成人男性の一日の
消費エネルギーが3000キロカロリーだとしましょう。

激しい運動をしまくっても
3000キロカロリー以上は
消費出来ないということです。

これまで、私もそうですが
カロリー消費量は身体活動量に応じて
増加すると思われてきました。

しかし、体をよく動かすからといって
多くのカロリーを消費出来るわけでは
ないんですね。

では、何故太るのか?
先進国では文明の利器により、
エネルギー消費量が減っているのか?

違いますね。著書の中で示された実験では
一日の消費エネルギーは
ハッザ族=先進国の成人
でした。

体重の変化は
エネルギーバランスの問題です。
つまり、先進国で太っている人は
摂取カロリーが高すぎるんです。
早い話が食べ過ぎ

なので、
太る食事=消費カロリー<摂取カロリー
痩せる食事=消費カロリー>摂取カロリー
となります。

これを踏まえると、
1.糖質制限食
2.脂質制限食
3.ジャンクフード
のどれを食べようが、消費カロリーを
下回っていれば痩せます。
逆に、上回っていれば太ります。

ただし、ここでは減量だけに焦点を
当てています。健康は度外視してます。

じゃあなんだよ、運動は無駄なのかよ!
と思ったアナタ。

とんでもない。運動を馬鹿にしては
いけません。


次回は、運動をすることの大切さについて
書いていきたいと思います。

ここまで読んでくれて
有難うね。