日本全国、今年の夏も最高気温がかなり高くなっていますね。
外に出るだけで体力を奪われ
気づかぬうちに水分やミネラルが不足し
夏バテを感じる人も少なくありません。
今回は、昔ながらの日本の知恵「梅干し」に注目し
夏バテ防止の効果についてお伝えします。
夏バテ防止にはクエン酸が効果的
夏バテ防止には「クエン酸」を摂ることが効果的です。
理科や生物で「クエン酸回路」を学んだことが
ある方もいるかもしれません。
これは体の中でエネルギーを生産するために必要な回路で
食事から摂取した糖質や脂質を
エネルギーに変えるために欠かせません。
クエン酸を摂取することで、疲労の回復が早まり
エネルギー不足を防ぐことができます。
梅干しはクエン酸と塩分を同時に補給できる
重曹+クエン酸水でもクエン酸は摂れますが
日本にはそれに匹敵する
いやそれ以上に魅力的な食材があります。
それが「梅干し」です。
梅干しにはクエン酸だけでなく塩分も含まれているため
汗で失われやすいミネラル補給にも役立ちます。
まさに夏バテ防止に最適な食材といえます。
梅干しを選ぶときの注意点
市販の梅干しの中には「加糖ぶどう糖液」や
人工甘味料が含まれているものがあります。
これらの添加物は体内で消費される際に
ビタミンやミネラルを奪うことがあり
疲労感を強める可能性があります。
そのため、昔ながらの製法で作られ
余計なものを加えていない
梅干しを選ぶことをおすすめします。
梅干しの食べ方の工夫
梅干しはそのまま食べるのはもちろん、
- おにぎりの具に入れる
- お茶漬けに入れる
- 冷たいそうめんやうどんの薬味として添える
などの食べ方もおすすめです。
酸味が食欲を刺激し、夏で食欲が落ちているときでも
さっぱり食べられます。
まさに「食欲のない夏の救世主」です。
まとめ
梅干しはクエン酸と塩分を効率よく補給でき
夏バテ防止に非常に有効です。
選ぶ際は添加物が少ないものを選び
食べやすい方法で取り入れると続けやすくなります。
次回は、甘いものがどのようにビタミンやミネラルを消費してしまうのか
詳しく解説します。ぜひ楽しみにしていてください。
今日もここまで読んでくれて
ありがとうね。
参考図書
「食品の正しい知識」
三石巌 著
阿部出版