前回の記事では、運動だけでは消費カロリーが限られるため
減量効果は小さいことを紹介しました。
今回は、運動が減量後の体重維持にどのように役立つかを
科学的データをもとに解説します。
減量の基本は消費カロリー>摂取カロリー
カロリー収支の基本
減量するためには、1日の摂取カロリーを
消費カロリーより低くする必要があります。
これは、食事制限でも運動でも同じ原則です。
- 減量 = 摂取カロリー < 消費カロリー
- 増量 = 摂取カロリー > 消費カロリー
運動単独では消費カロリーが限られるため
体重を大きく減らすには食事管理が最も効率的です。
運動はリバウンド防止に効果的
実験結果から見る運動の役割
ある実験では、以下の2グループで減量プログラムを実施しました。
- グループA:食事制限のみ
- グループB:食事制限 + 運動
2か月間のプログラム終了後、両グループとも同程度に体重は減少しました。
しかし、その後の経過を追うと、
- グループAは元の体重に戻ってしまった
- グループBは減量後の体重を維持できた
この結果から、運動は減量後の体重維持に効果があることがわかります。
運動は小さな習慣から始める
ベビーステップで無理なく
運動を始めると聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが
まずは簡単なことからで十分です。
- 歩く
- 階段を使う
- 軽いストレッチや筋トレ
特に「歩くこと」は、靴さえあればすぐに始められます。
毎日の小さな運動を習慣化することで
リバウンド防止や健康維持に役立ちます。
まとめ
- 減量中は、消費カロリー > 摂取カロリーが基本
- 運動単独では体重は大きく減らないが、減量後の体重維持には有効
- 運動は小さな習慣から始めることが続けるコツ
- 歩くなど日常でできる運動を取り入れよう
今日もここまで読んでくれて有難うね。
小さな運動習慣が、未来のあなたをつくります。
参考図書
- 「運動しても痩せないのはなぜか」ハーマン・ポンツァー著 草思社
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